J.F.クーパーの名作小説「モヒカン族の最後」を下敷きとした作品。18世紀の北アメリカで繰り広げられたイギリスとフランスの植民地戦争と、それに巻き込まれ悲しい運命をたどることになったアメリカ先住民の姿が描かれている。杉浦が得意としていたシュールギャグは控えめになっており、丸顔・ドングリ目のキャラクターと劇画調で写実的なキャラクターが同じコマに混在している点も特徴的。低年齢層向けの漫画から、幅広い年齢層を対象にした劇画へとジャンルが広がっていく過程が見受けられる。
解 説
解 説
J.F.クーパーの名作小説「モヒカン族の最後」を下敷きとした作品。18世紀の北アメリカで繰り広げられたイギリスとフランスの植民地戦争と、それに巻き込まれ悲しい運命をたどることになったアメリカ先住民の姿が描かれている。杉浦が得意としていたシュールギャグは控えめになっており、丸顔・ドングリ目のキャラクターと劇画調で写実的なキャラクターが同じコマに混在している点も特徴的。低年齢層向けの漫画から、幅広い年齢層を対象にした劇画へとジャンルが広がっていく過程が見受けられる。
「モヒカン族の最後」
『杉浦茂のモヒカン族の最後』
発行:晶文社
1974年11月
ページ数:256頁
※表題作以外にも複数作品収録。
「モヒカン族の最後」
『杉浦茂ワンダーランド⑦ モヒカン族の最後・水戸黄門漫遊記』
発行:ぺップ出版
1988年5月
P5~P111
※「水戸黄門漫遊記」も収録。
「The Last of the Mohicans」
『Ten-Cent Manga Volume1』
発行:PictureBox(米)
2013年9月26日
128頁